記憶

 寒くなりましたね。いつのまにかヒートテックやらセーターやらを着ています。コートはまだ我慢してる。家の前にある金木犀もいつのまにか花が散っていました。書きたいことがいっぱいあったような気がしてパソコンを開いたのに、なんだかそんなに書きたいことでも無いかな、と思ってしまった。

 

 寒くなってきたとはいえ、日差しが出ていると凍えるほど寒いということもなく、散歩をしてしまう。家の近くに良い感じの大きい公園が2つもあって、よく足を運ぶようになった。その一つは最近開拓したのですが、初めて行った時、お弁当を買って芝生広場みたいなところに座って食べた。どんどん沈んでいく太陽がオレンジ色に変わっていって、それに照らされて落ちていく葉っぱとか、はしゃいでいる大人や子供とか、そういうものがたくさん同じ場所に存在していて、とてもよかった。最近はそういうものを見たりすると、必ず悲しくなってしまう。そういう素敵な景色に出会うたびに、その日に何を着てたとか、何を食べて、どういう道で帰って、とか、何を話してどう感じたとか、そういう諸々のことをやっぱり忘れていってしまうのを、ちゃんとわかってるけど、絶対忘れたく無いなあと思ってしまう。

 

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 なぜ記憶は忘れていくように設計されているのかと最近よく考えます。全て覚えていられるようにしておいてもよくないですか。そんなこともないのかな。ロロの『父母姉僕弟君』を見た後も、考えちゃったな。ロロは泣いてしまった。笑えるところもたくさんあった、みんなで歌を歌うとことが幸福すぎました。そして、、、、という気持ちです。

 話は戻りますが、この話をしたら楽しいことはさらに楽しいことがあったと思えるように、忘れて行ってしまうのかなという話をされ、確かに、と思った。じゃあ、悲しいことはそれ以上悲しいことがないと思えるように忘れられないようにされてるのかな。もっと何か生物学的というか、精神分析学的というか、何かしらの学問的回答が用意されている気もしますが、読んでる人がいるのなら、なにか思いついた際に教えてください。

 

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   そんな感じだ。エイプリルフールズというバンドを組んだ。まだ2回しかスタジオに入っていないけど、いつも楽しいかんじで、いいかんじです。いろいろいっぱい試せれば良いなと思う。以上

   衆院選のために地元に帰った。長く電車に乗るのって、とっても久しぶりだ。普通列車から乗り換えた特急列車は、降りたこともないような駅をどんどん飛ばしていく。降りたことがある駅にしか止まらないので面白くない。車窓が曇っている。豪雨。やめたいバイトにシフトを出すのが嫌で、催促されるまで出さない、という無意味な抵抗を続けている。

 

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   10月になった。急に雨が多く降っているような気がする。気のせいかな。秋の長雨とかいうけど、そうやつでしょうか。霖〈ながめ〉ともいうらしい、林の上に雨っていう漢字凄い。授業が始まって、それなりに面白いと感じるものもあったのでよかった。少人数での授業を必修以外で受けたことがない。大教室だと教授が話しかけてはいけないような人物に感じるので、少しさみしい。


   来月のシフトとか考えてると、もう1年が終わってしまうなと思う。めちゃくちゃ早かったな。また春が来たりするの、少し信じられない。更新していなかった間、何があったかなとスケジュール帳を見て、ようやく思い出すくらい忘れていってしまうようになった。心霊スポットに行ったり、富士急行ったり、博物館行ったり、演劇行ったり、オールナイト行ったり、してる。どれも時間が経ってしまったのであまり特筆することもない。

   最近の出来事として、昨日、安藤忠雄展に行った。あの建築物を実際に生活の一部として利用している人がいることをなかなか理解できなかった。そのあと行った喫茶店のご主人がとても良い大人だった。年をとっただけ、みたいな大人にならないように、色々学んだり興味を持ったりしていよう、と思った。あと、新しくフィルムカメラを買うことを決意した。

 

   乗り換えるので書くのをやめます。みんなブログやったりしないかな。購読欄が増えなくてさみしい。あと、若尾文子が可愛いです。

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ロロ『BGM』

 こんな時間に目が覚めてしまった。もう気づけば1時間ほど眠れない、眠りたい、を彷徨った気がする。彷徨うっていう漢字可愛いですね。まあ、おそらく起きてしまった原因は空腹なのだけど・・・。お腹すいた。

 履修登録の話をよく耳にするようになった。もうすぐ夏休みが終わるらしい。振り返るとめちゃくちゃ良い夏休みを過ごせたんじゃないかと思う。忘れたくないことがいっぱいあった。すぐ忘れてしまうので、少し日記として残そうと思う。この時点で忘れてしまったことがいっぱいあるなあ。悲しい〜。

 

 9月10日。レンタカーを借りた。コンパクトカーに5人で乗って、東京から千葉県へ。千葉県出身のくせして、房総半島の方は全く行ったことがなかったから、完全に小旅行気分だ。全員オンタイムで集合ということはなく、ぽろぽろと集合し10時過ぎに出発。「田舎行くなら池袋の方でしょ」という謎の確信は、カーナビに見事裏切られた。ひとまず、目標は廃墟・行川アイランドいすみ市です。音楽を流しながら、くだらない話をしながら、進みます。あっという間に、昼食どきになり、市原市でなかなかDOPEそうなスポットへ突入。その道でラーメン屋さんに。テレビでのど自慢が流れてたので、「のど自慢で地上波デビューするか」とかいう話をしながら、私は売りであるっぽいサラダラーメンを食べた。ちゃんと美味しかったけど、水槽の金魚はガラスをとんとんしても起きなかったな。リサイクルショップに寄り道して、店主のおじさんになぜか怒られた。なんで怒られたのかはもう思い出せない。なんか良い感じのビデオカメラが売っていて、結構欲しかった。

 ここからもうあんまり時系列とかわからなくなっちゃった。この日は免許取得者が4人もいたので、運転手を交代しつつ、無事行川アイランドへ着いた。が、警備が厳重になっているらしいというネット上の噂は事実だったらしく、警察が巡回していたので、侵入を断念・・・。トンネルの向こう側を見ることはできず。廃墟という当初の目標が泡となってしまったものの、新たな廃墟へ向かうこともなく、ゆるっとチバドライブがスタートした。おせんころがしというところで、変な動画を撮ったりした。海沿いを進んで館山へ。海って見えるだけでテンションが上がるからやっぱりすごいですね。ずっと見てても飽きない。途中、キューブリック的建物があったので下車して写真を撮るなど。

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  「砂丘があるらしい」の一言で、砂丘へ向かう。館山に砂丘なんてあるんだな〜。砂丘というのが、砂の丘のことで本当に間違い無いのなら、あれは確かに砂丘でした。のぼるのめちゃくちゃつかれたけど、登ったあとに良い感じの岩があって少しテンションがあがった。そこからも海が見えた。写真撮ったり、ぼーっとしてたら、暗くなってきたので下山。物の見事に砂まみれになったから、そのあと温泉に入った。

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 めちゃくちゃ綺麗な温泉だった。コーヒー牛乳も飲んでしまった。そのまま千葉県の民宿で一泊したくなった。当初の時間で帰れなくなってしまったので、レンタカー延長の電話をいれ、約三年ぶりに運転した。楽しかった。最後、東京でガゾリンスタンドの罠にはまったけど、無事終電を逃し到着。全員金欠なので馬場のロータリーで夜を明かし、「公園とかで寝たい」ってなって、公園を探すものの、東京の良い感じの公園は閉門時間という制度を導入しているので、結局みんなで家で雑魚寝した。

 とにかく楽しかったんだけど、出来事だけ書いたらこんな感じなのか。会話とかやっぱりすぐ忘れちゃうな、大したこと話していませんが・・・。新しい言語をいっぱい聞いたような気もする。誰一人寝ることもなく、良いドライブでした。次回は東北へドライブしたいですがどうなのでしょうか。

 

 とか、そんな感じで「あの時楽しかったけど、思い出せないな、あんまり」とか社会人になってから思うんだろうな、という出来事がこの夏休みにはいっぱいあったなと、ロロの『BGM』を観ながら思った。貝を耳に当てると青春18切符のキャッチコピーが聞こえる、というの、めちゃくちゃよかったな。読まれたキャッピコピーの中に《この街で育ったら、どんな私になっていただろう》というものがあった。確かに、四国に行った時友人と「この街で育ったら、全然人生違っただろうね」という会話をした。劇中に思い出される記憶と、私がもっている記憶が、同じものが多くて、なんだかすごく切なくていっぱい泣きそうになった。すごくたのしかったし、切なかった、夏休みみたいだった。2027年のわたしなのかも、くらい思った。音楽もよかったな。観劇以来、毎日4回くらいよかったなあと思い出してる。

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 すっかり空が明るくなってしまった。おかしい。え〜起床すんのやだな〜〜〜。 

四国

   現在5時27分な訳ですが、こんな時間から温泉に入ってしまった。誰もいなかったから大きな声で歌を歌いました。わたしは今、神戸にいます。暇なのでここまでの過程でも書こうと思う。
   小学校時代の友人と二人旅。「今度、鈍行列車で北海道まで行こうと思ってるけど、来る?」「おもしろそう、行く」くらいな二つ返事で、以前は北海道まで行った。彼女に会ったのは下手したら2年ぶりくらいだし、以前あったのは20歳の同窓会、その前が北海道旅行、その前が、、と思い出せないくらいですが、年に1回会うか会わないか、くらいの友達となにを話すわけでもなく、何かを詮索するわけでもなく、不思議な距離感で旅行をしています。SNSとかやってるのかも知らない。

 

   というわけで、今回は青春18切符で四国旅行です。1番の目標は四国四県制覇。
   9月6日。西武新宿線の始発に乗る。早朝の西武新宿線は暗闇の中を進んでいて、乗ってる人はみんな寝てた。その中に永遠と口と身体でビートを刻み続けるお兄さんがいて異世界みたいだったな。高田馬場で乗り換えて今回の旅は、新宿駅からスタートです。この日は完全に移動日だからずっと電車に乗っているだけだけど。東北を北上する在来線と違って、中部地方近畿地方の在来線は大きい都市がいっぱいあるからか、車窓から見える景色は基本的に家や工場だった。あと、電車の乗換がスムーズで、何十分も待つみたいな場所が少なかった。ので、おにぎりとか買うタイミングが少なくて参った。今回の旅行も、日本地図と絵日記を持って行ったから、乗換駅で地図に印をつけ、くだらない絵日記を書きながら進む。静岡あたりで一度電車に飽きてしまったけど、まだ4分の1くらいだ。富士山が見えたわけでもなく、進みます。途中、スキンヘッドでピアスをしている怖いお兄さんがずっと着いてきてて怖かったので、電車を変更して撒いたりした。そうこうしているうちに、滋賀や京都、大阪、神戸をあっという間に通過。関西の主要都市を通過していくのは不思議な気持ちでした。神戸の女子高生の「誕生日、お兄ちゃんにアイドルのDVD買ってもらうんや〜」という話を耳にしながら、無事四国に着けそうなのでこれからの計画とホテルの予約をする。

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   岡山からはマリンライナーという名前がついてる電車で瀬戸大橋を渡った。高松駅で徳島行に乗り換えて、始点から終点まで。車窓から動画を撮ってたら駅ですれ違った電車の男子高校生が手を振ってピースをしてくれた。この日の目的地、徳島に着きました。22時頃。一旦ホテルに行ってから近所のスーパーですだち酒とおつまみを買って、ホテルで食べて就寝。

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   9月7日。この日は高知まで移動すればゆったりなので、また早朝に徳島を出た。徳島、全然いなかったけどすだち酒飲んだし、満足、です。阿波池田駅で1時間くらい暇だったから、一回外に出てみつけた喫茶店にはいった。モーニングセットを頼みました。今度はアップルパイ食べたいな〜。

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   高知まで線路は基本的に山の間を進んでいました。景色が綺麗でとても良かった。昼頃に高知に着く。一先ず桂浜へ。レストランでカツオのタタキなどを食べる。坂本龍馬の像を見て、写真を撮って、浜辺でぼーっとした。龍馬が愛した景色、らしい。白波が立ってる海を、ずっと見てた。「波が立ってるの、月の引力とか言われてもよくわからないよね」とかいう話をしながら、お土産やさん。友人は醸造学科でなんと最近利き酒千葉県代表になったらしいので、日本酒を買うらしい。おじさんが試飲をいっぱいさせてくれた。いい気持ちになったのでわたしも文旦のお酒と実家へ芋焼酎を買った。ラベルに龍馬がいっぱいいた。アイスクリンを食べた。

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   タクシーのおっちゃんに「バス乗り遅れるぞ〜」と言われながら帰りのバスに乗る。「どこから来たの、おじさんたちも東京よ」とか話をしつつ、本日の宿へ。この日は温泉付きの和室旅館をとったからとても快適だった。やなせたかしの所縁の地なのか、高知にはアンパンマンがいっぱいいました。夜ご飯を食べるために商店街を彷徨って、結局宿の近くの居酒屋に行った。有名なところだったらしく、女将さんもご飯も雰囲気も良くて、高知らしいものをたくさん食べた。この時、やっと友人と近況話をする。お腹いっぱいになりながら温泉に入って、就寝。ぐっすり寝ました。

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   9月8日。高知駅を発ち、香川でうどんを食べるために丸亀へ向かう。丸亀製麺の丸亀だし、うどん屋あるっしょ!というテンションでしたが、無事に10時頃うどんを食す。7:30から空いてるうどん屋が存在するのすごくないですか。それから商店街のパン屋でパンを買って四県制覇のため愛媛県に向かう。松山や今治まで行く時間はないので、赤星駅を目的地にした。この駅、無人駅の単線の駅で、後ろは山、すこしいくと瀬戸内海、と言うとてもいい立地でした。四国はまだ気温が高くて、空も夏みたいだった。知らぬ間に夏が終わった気がしてたけど、ここで夏をまだ感じられたので良かった。というわけで、赤星駅に着いたことにより四国四県制覇。やった〜〜!!!!そのまま折り返して神戸に向かいます。

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   という感じで、今は以前ヒコさんがブログに書いていた神戸クアハウスにいます。神戸ウォーターに温泉。重曹湯とか炭酸湯とかいっぱい種類があって本当に天国みたいだ。むしろ、ここが天国なのかもしれない。カプセルホテルに、大量の漫画、美味しいご飯、最高なお風呂、、。

 

※14時追記

   全然面白くないな、この記事と思ったので公開を悩んでる。車内にいる男子中学生が「銀杏BOYZってバンド知ってる?」と言っていて、良い 浜松

 

22

 9月になった。ので、わたしは22歳になった。お祝いしてくれたひとたち本当にありがとうございました。まだ祝われるのは嬉しいもんだなあと思いました。9月1日は子供の自殺が増える1日だと何回もNHKが言っているのを見ました。始業式後土日に入ってしまったからとかいう理由で今日もニュースで言ってたし。辛かったら学校とか行かなくていいよな〜。休むのも難しいけど、わたしはよく休んでいましたし…。辛かったら生きるのやめていいよとはなかなか言えない感じが、生きることが難しいことを表しているような気もします。


 1日は、予定が急遽曽根とごはんとおかだみほと飲み会という2つの予定が入って、バイト入れちゃってたけど楽しかったです。2日、例のごとくバイトしてから、オールナイトでロメロを観に行きました。帰りに、設楽さんに22歳の抱負はと聞かれて咄嗟に「健康第一です」しか言えませんでしたが、それもいいような気がするので健康第一で頑張りたいと思います。くそ〜〜22歳って字面大人だな〜〜!!!3日の飲み会も、4日の『小竹物語』も楽しかった。津軽のひとが祖母に重なってツボにはまってしまって、久々に笑いすぎて涙が出ました。気づけば9月になってから毎日楽しいなあと思っている。眠いけど。

 

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 8月31日を境に、東京はすっかり寒くなってしまった。あっさり長袖に袖を通して、Tシャツとかしまって冬服に衣替えしないとなあ、だなんて考え始めている。これからまた暑くなるのか、はたまたこのまま熱帯夜もなく秋になるのか、どちらに転んでも少しさみしいなと思う。結局冷夏だったのか、梅雨明け後に雨が多かったから夏という感じがなかったのか、快晴をあまり見なかったからなのか、わからないけど気候に対して夏かよ〜〜と思ったのが少なかったような気がする。今年の夏はまだ、あの曲聴いてないな。夏が終わってしまうのは少し寂しいですね。すこし松田聖子も聴けるようなりましたが、未だにスピッツしか聞けない状況が続いているので、おそらく今後スピッツを聴く際には2017年夏を思い出すことになると思う。今日働けばまた、しばらく楽しいな。がんばりましょう、いろいろ。